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オリジナルCDギャラリー

アナログ・レコードから作ったCD−R <A−D変換>

シングルス_1

「可愛い花」から「わたしの心はうわの空」まで

シングルス_2

「17歳よさようなら」から「アテネの恋唄」まで

シングルス_3

「君去りし夜」から「バイアの小道」まで

シングルス_4

「祇園小唄」から「知らなかった」まで

シングルス_5

「マイ・ラブ」から「しあわせの花を摘もう」まで

シングルス_6

「恋のフーガ」から「青白いバラ」まで

シングルス_7

「なんの気なしに」から「よこがお」まで

可愛いピーナッツ <デジタル編も収録>

25センチLP:1959.11.10

ピーナッツ民謡お国めぐり <デジタル編も収録>

25センチLP:1960.3.20

ピーナッツのザ・ヒット・パレード <デジタル編も収録>

25センチLP:1960.12

夢であなたに
〜ピーナッツのポピュラー・ムード <デジタル編も収録>

25センチLP:1961.4.20

ピーナッツの
ザ・ヒット・パレード第2集 <デジタル編も収録>

25センチLP:1962.1.15

ピーナッツの
ザ・ヒット・パレード第3集 <デジタル編も収録>

25センチLP:1962.7.20

祇園小唄
ピーナッツのムード民謡 <デジタル編も収録>

25センチLP:1963.1.15

ピーナッツのポピュラー・スタンダード

30センチLP:1963.6

バカンスだよ ピーナッツ <デジタル編も収録>

25センチLP:1963.8.20

ピーナッツの
ザ・ヒット・パレード第4集 <デジタル編も収録>

25センチLP:1964.3.20

ウナ・セラ・ディ東京
ピーナッツのザ・ヒット・パレード第5集

30センチLP:1964.10.1

アモーレ・スクーザミ
ピーナッツのザ・ヒット・パレード第6集

30センチLP:1965.7

アラウンド・ジ・ヨーロッパ

30センチLP:1966.5.20

ザ・ピーナッツ・デラックス

30センチLP:1967.12.10

ピーナッツ・ゴールデン・デラックス
<ベスト・オブ・ピーナッツ>

30センチLP:1968.12.1

ピーナッツ・ゴールデン・デラックス
<ザ・ピーナッツ・ディスク・リサイタル>

30センチLP:1968.12.1

フィーリン・グッド ピーナッツの新しい世界
 ■バート・バカラックとザ・ピーナッツ
 ■ニュー・ボッサとザ・ピーナッツ

30センチLP:1970.7.20

ピーナッツ・ダブル・デラックス
<ザ・ピーナッツ・ゴールデン・ヒッツ>

30センチLP:1971.2.20

ピーナッツ・ダブル・デラックス
<ザ・ピーナッツ・ノスタルジック・ムード>

30センチLP:1971.2.20

華麗なるフランシス・レイ・サウンド
ザ・ピーナッツ最新映画主題歌を歌う

30センチLP:1971.10.1

華麗なるフランシス・レイ・サウンド
ザ・ピーナッツ最新映画主題歌を歌う

30センチLP:1971.11.5 4チャンネル盤

世界の女たち ザ・ピーナッツ

30センチLP:1972.4.10

さよならは突然に
ザ・ピーナッツ・オン・ステージ

30センチLP:1972.12.5

さよならは突然に
ザ・ピーナッツ・オン・ステージ

30センチLP:1972.12.25 4チャンネル盤

情熱の砂漠
ジャスト・ナウ・ザ・ピーナッツ

30センチLP:1973.8.25

不滅のザ・ピーナッツ ETERNAL THE PEANUTS
ポップスの夜明け No.1

30センチLP:1975.5.10

不滅のザ・ピーナッツ ETERNAL THE PEANUTS
ポップスの夜明け No.2

30センチLP:1975.5.10

不滅のザ・ピーナッツ ETERNAL THE PEANUTS
華麗なるザ・ピーナッツ愛を歌う

30センチLP:1975.5.10

不滅のザ・ピーナッツ ETERNAL THE PEANUTS
ディス・イズ・ザ・ピーナッツ オリジナルNo.1

30センチLP:1975.5.10

不滅のザ・ピーナッツ ETERNAL THE PEANUTS
ディス・イズ・ザ・ピーナッツ オリジナルNo.2

30センチLP:1975.5.10

モニュメント
ザ・ピーナッツ・ラスト・ライヴ

30センチLP2枚組:1975.4.5 東京NHKホール

Souvenirs aus Tokio

<海外盤>

音源ご協力/アンカー・マン様

レア・コレクション

<アナログ編>

CDから再編集したアルバム <D−D編集>

シングルス_1

「可愛い花」から「わたしの心はうわの空」まで

シングルス_2

「17歳よさようなら」から「アテネの恋唄」まで

シングルス_3

「君去りし夜」から「バイアの小道」まで

シングルス_4

「祇園小唄」から「知らなかった」まで

シングルス_5

「マイ・ラブ」から「しあわせの花を摘もう」まで

シングルス_6

「恋のフーガ」から「青白いバラ」まで

シングルス_7

「なんの気なしに」から「よこがお」まで

ピーナッツのポピュラー・スタンダード

30センチLP:1963.6

ウナ・セラ・ディ東京
ピーナッツのザ・ヒット・パレード第5集

30センチLP:1964.10.1

アモーレ・スクーザミ
ピーナッツのザ・ヒット・パレード第6集

30センチLP:1965.7

アラウンド・ジ・ヨーロッパ

30センチLP:1966.5.20

ザ・ピーナッツ・デラックス

30センチLP:1967.12.10

ピーナッツ・ゴールデン・デラックス
<ベスト・オブ・ピーナッツ>

30センチLP:1968.12.1

ピーナッツ・ゴールデン・デラックス
<ザ・ピーナッツ・ディスク・リサイタル>

30センチLP:1968.12.1

フィーリン・グッド ピーナッツの新しい世界
 ■バート・バカラックとザ・ピーナッツ
 ■ニュー・ボッサとザ・ピーナッツ

30センチLP:1970.7.20

ピーナッツ・ダブル・デラックス
<ザ・ピーナッツ・ゴールデン・ヒッツ>

30センチLP:1971.2.20

ピーナッツ・ダブル・デラックス
<ザ・ピーナッツ・ノスタルジック・ムード>

30センチLP:1971.2.20

華麗なるフランシス・レイ・サウンド
ザ・ピーナッツ最新映画主題歌を歌う

30センチLP:1971.10.1

世界の女たち ザ・ピーナッツ

30センチLP:1972.4.10

さよならは突然に
ザ・ピーナッツ・オン・ステージ

30センチLP:1972.12.5

情熱の砂漠
ジャスト・ナウ・ザ・ピーナッツ

30センチLP:1973.8.25

Souvenirs aus Tokio

<海外盤>

お国自慢だ ピーナッツ
私の城下町
ザ・ピーナッツ・カバー・ヒッツ(1)
ナオミの夢
ザ・ピーナッツ・カバー・ヒッツ(2)
デジタル版
レア・コレクション(1)
デジタル版
レア・コレクション(2)

2007.03.02作成

旧作シリーズ

ザ・ピーナッツ全集(01) ザ・ピーナッツ全集(02)
ザ・ピーナッツ全集(03) ザ・ピーナッツ全集(04)
ザ・ピーナッツ全集(05) ザ・ピーナッツ全集(06)
ザ・ピーナッツ全集(07) ザ・ピーナッツ全集(08)
ザ・ピーナッツ全集(09) ザ・ピーナッツ全集(10)
ザ・ピーナッツ全集(11) ザ・ピーナッツ全集(12)
ザ・ピーナッツ全集(13) ザ・ピーナッツ全集(14)
ザ・ピーナッツ全集(15) ザ・ピーナッツ全集(16)
ザ・ピーナッツ全集(17) ザ・ピーナッツ全集(18)
ザ・ピーナッツ全集(19) ザ・ピーナッツ全集(20)
ザ・ピーナッツ全集(21) ザ・ピーナッツ全集(22)
ザ・ピーナッツ全集(23) ザ・ピーナッツ全集(24)

これらのCD(R)は,購入したCDやレコードから、個人として楽しむために再録したものです。
他人への譲渡、貸与などは著作権に抵触しますので一切行えません。(念のため)

制作意図について

市販のCDをそのまま聴いていればいいのに、何故こんな面倒なことをするのだろう。
レコードを聴きたければ、レコードをかければいいではないか。
このような疑問が浮かぶこととは思いますが、自作CDを手間をかけて作ったのには
理由があります。けっして暇つぶしにやっていたわけではありません。

1.レコードからCD(−R)を作る理由。

レコード盤には市販CDには無い音の魅力があります。
論理的にはCDの方が音質面で優れていることは分かり切っているのですが、世代が
旧いせいもあり、CDのコントラストの強い音ではザ・ピーナッツの音楽に似合わな
いような面が感じられるのです。
クラシックやジャズなどの演奏ものでは、こんな感じはなくて、CDの方に圧倒的に
魅力を感じます。微細な音まで明晰に聴かせてくれるので素敵だと思います。

現在のCDの音質は当時録音されたマスターテープに肉迫していると思われます。
同じとはいきませんが、少なくともレコード盤よりはましな筈です。
なのに何故レコード盤により親しみを感じるのでしょう。
私は、これはマスターテープに録音する際に、それ以後のレコード制作の実情に備え、
予めはっきり、くっきりした輪郭の鋭い音色にしているからではないかと思います。
当時はレコード盤しか商品メディアがないわけですから当然最終製品の響きを念頭に
音作りをしていたのだろうと思うし、プロというものはそういうものだろうと思う。

マスターテープからレコードの音溝を刻み込むカッテイング・マシンはノイマン製が
業界全体を占めている
のだが、何処にもそういう記事はないものの、ここがレコード
の魅力の源ではないか
と思っている。
実はカッテイング・マシンは電気信号を機械振動に置き換える代物なので、理想的な
特性とはいえないものらしいのだ。正確ではなく、かなりのくせ者なのである。
だが、そこにノウハウが存在すると思われる。
1974年製のSX−74よりも、1968年製のSX−68が好ましいとか、更に
旧い世代の機器の方が良いとか、物理的性能より音色的な傾向が好みを分けている。

この寡占企業の音作りがレコードの魅力の本質なのではないだろうか?
これは100%独自の新説であって、受け売りではない。ここだけの私的解釈なのだ。
ノイマンという企業の巧みな音作りがあまりに見事に人の心を捉えて離さないのだと
自説ながら断定したい。
そうでなければ、レコード盤が作られるまでの過程を考えれば、CDの製造における
初期音質の維持がデジタル信号化によって保証されていることと比べて、あまりにも
音質劣化の過程が多すぎて、とても勝負になるわけがないと思うのが常識だろう。

悪い言葉を使うと我々のようなレコード好きは「騙されている」と言っていいだろう。
しかし、騙してくれるなら喜んで騙されたいのがオーディオ・ファンだと信じている。
決して原音追求なんて言ってはならないのが、オーディオのヲタクなのである。
原音に近いということを客観的に証明するには測定結果しかないのだが、そんなもの、
誰が凝るだろうか。仮にデータ的に近似したとして何が嬉しいものか。
そうじゃなくて、感動を得たい、のだから、より巧妙に聴き手を騙せるメーカーこそ
オーディオ企業の鏡
だろう。原寸大は要らない、精緻な箱庭が欲しいのだ。

ここまで書けば、レコードからCD(−R)を作る理由が予測されたものと思われる。
CDフォーマット上で、ノイマン・サウンドを奏でようということなのだ。
レコードの方が、より高い周波数まで収録されているから良いのだという説もあるが、
その説が全てであったなら、この作業は無意味なものになってしまう。
たしかにそういう面も否定出来ないが、CDが2万ヘルツまで収録出来ることだって
なかなか大したものであり、やってみる価値は大いにあると信じていた。

キング・レコードではSP盤再録による花のスターアルバム、などというシリーズを
10種以上、CDで発売している。
これは単純に懐かしさだけを狙ったものと思われる。音質面ではこのような企画では
なくて、EP盤またはLP盤再録による……というシリーズの方が意義があるのでは
と私は思う次第。そこで初めてレコード盤の音色の特質が浮き彫りになるだろう。
さすがにSP盤では、シーシーと擦る音が混じるだけであって、音質上のメリットが
あろうとは思えない。(聴いていないけど予測は出来るというものだ)

ピュアにマスターテープの音を聴きたいなら市販CDに限ると思うが、レコード盤の
特有の人間に心地よさを与えるカッテイング・マシンの魔法を経由した音には巧妙な
演出があり、それは当時、生の状態で届けられないならば、いかにして美味しい音を
響かせることが出来るか、という工夫の産物であったろうけれども、天日干しにした
魚の干物は生の刺身とは違う旨さがあるというのと似ていて、レコードならではの、
特有の味があって、それは生々しいというより、まろやかであったりもするのだ。

今やデジタル時代で、録音もデジタルで出来るので、制約も少なくて、生音と同様な
ダイナミックな音を簡単に録音出来るのだが、結局そのままでは耐えられない音量で
あるから、色々な事後加工が必要になり、アナログ・テープにいったんはアナログで
録音マスターを作るのだという。
つまり、決してアナログレコードが性能面でCDを凌駕することはありえないのだが、
人間の感性に訴える面は長い歴史で培われたレコード盤にまだまだ魅力が存在すると
いうことを体感したいというのが、この作業の原動力なのだった。

2.実行上の問題点

●レコード盤自体の盤面が良質なこと
 レコード盤は塩化ビニールを主材とした極めて柔らかくデリケートな代物であって、
 微細な傷が雑音として音楽といっしょに鳴ってしまう面がある。
 レコード針を支えるカンチレバーに柔軟さがある一定の品質のカートリッジ使用の
 ものであれば殆どノイズを発生させない。出来るだけ良質の盤から収録した。
 雑音の面からはレコードから録音したとは思えない曲を数多く収録出来た。
 自前のものが劣悪な場合はアンカーマンさんからお借りしたレコードが活躍した。
●レコード・プレーヤー自体の性能が良いこと
 幸い独身貴族時代に揃えた高水準の機材が生き延びており、その面で不足は無い。
●アナログ→デジタル変換の性能が良いこと
 特殊な世界であったものだろうが時代の要請なのだろう民間ユーズの機器としても
 使えるようなオペアンプの回路基盤が大変な安価で巷に登場したためなのだろう、
 信じられない性能のものが入手出来るようになった。これが最も寄与している。
 プロ用機材はもっと複雑で巧妙なものなのだろうが、シンプルなものでもデジタル
 の強みが生きていて、凄い変換性能だと感じる。

3.その結果

ベールを剥いだようだとか、カーテンを取り去ったようだとか、音質がくっきりした
時にそういう表現を使うが、この場合は逆である。
市販CDの同じ曲を聴き比べてみると、明らかにベールにくるんだりカーテン越しに
聴いているようであり、スピーカーにサランネットを被せたような感じでもある。
輪郭も不鮮明であるし、音像もやや後ろに下がった感じにもなる。
しかしながら、人の声が実に自然に聴こえる。
電気で出しているのだから、CD再生で感じられる電気っぽさがあって当然なのだが、
不思議に肌合いがアナログの滑らかさを醸し出している。
この音が正しいとは思えないのだが、昔の電蓄っぽさが出ていて、妙に懐かしい。
こればかり聴くというのも何だか変だが、市販CDと交互に聴くのも一興である。
でも、疲れない音なので、ついつい、こっちを聴いてしまうのであった。

4.アルバムのあり方について

CD商品は当時のレコード・アルバムをそのまま再現するという企画が少ない。
新しい企画でCDアルバムを作ると、どうしても洩れる曲が生じたり、時代が混じり、
整合性の点で落ち着きが悪くなったりもする。
基本的には歴史は変えられないのだから、当時のままの趣で聴きたいと思う。
そこで、デジタル→デジタル編集というアルバムも併せて製作した。
この場合は、音質はCD−R媒体になってしまうことで不利になると思われる。
そこで、ヤマハのオーディオ・マスターの採用で、通常のCDには無い読みやすさの
利点を付加してみた。結果は五分五分で、どっちが勝ったとも言えないようだ。
しかし、音調はオリジナルCDとはかなり違ってくる。この違いが面白いところだ。
CD−R媒体の違いでも音の色合いが相当変化する。この理由は説明出来ない。
傾向の違いとアルバム特有の音の調子とで最適な組合せも見出せるかもしれない。

(2007.3.3.記)