テレビジョンの普及がまだ400万台以下の時代の庶民の娯楽の主役だった映画。
これといったストーリー展開の妙味とかはなく、たまの休日をのんびり過ごすと 
いう趣の青春謳歌作品というところだろうか。               
現代では、この内容ではお客さんの足を映画館に向けさせることは不可能だろう。
古き良き(?)時代の息抜き的娯楽作品であり、名画というべきものではない。 
この脳天気な明るさを楽しむべきでしょう。                 
ザ・ピーナッツは初めての映画出演。初々しい若さが弾けそうです。可愛い!! 
持ち歌を唄うのではなく、民謡や教科書に出て来る唱歌をジャズで歌っています。
それがまた、いいんだなあ! ジャズシンガー=ザ・ピーナッツの原点かしら?